『不登校・ひきこもりが終わるとき』を読んで

大事だと思ったページに付箋を貼りながら読んでいたら付箋だらけになってしまい、結局どこが大事なのかわからなくなるやつ。盛りだくさんの内容で、まだ頭の中で整理しきれていないのだけど。

本書のタイトルが「終わるとき」であることや、個人的に最近読んだ本がいずれも支援団体の話だったこともあり、引きこもりの支援にからめて見ると、この著者はそういった、家から連れ出して入寮させる系の支援団体を全否定はしていない。でも、自分は本人の意思を尊重したいと一貫して訴える。引きこもりが「終わる」のは、本人が暗いトンネルの出口まで自分の足で歩き通したときで、周囲はそのためのサポートに徹すればいいと。

経験者でもあり、支援者でもあるからこそわかること。我が家の引きこもりは、はたから見ると歩みを止めているようにも見えるのだけど、いっちょ信じてみるか、と勇気をもらいました。