『小説8050』を読んで

タイトルから、ひきこもりを題材にしていることはわかるけど、そうだとしたら身につまされそうだなーとしばらく手が出なかった本。読み始めてみると、最初から手に汗を握る展開で、ページが進む進む。

ひきこもり生活の細かい描写は「あるある」が散りばめられていて、つい我が家の状況と比べてうーん、と考えさせられることもあったけど、大筋のストーリーがめったに「あるある」なことではなかったから、少し自分から距離を置いて読めた。

ひきこもりの家族として学ぶとすれば、家族も本気で本人と向き合え、ってことでしょうか。

ネタばれしたくないから、内容についてあんまり書けないけど、中高年ひきこもりの話ではないので、思春期のお子さんを持つ親御さんに読んで欲しい。